防犯対策 見落としがちな場所徹底調査

最近はニュースでも侵入事件・空き巣被害についてよく取り上げられています。ごく少ないうちの事件を取り上げているわけではなく、侵入強盗・侵入窃盗の被害は全国で多く発生しているものなのです。
例えば東京都では、2013年度に侵入強盗が144件・侵入窃盗が7756件発生、2014年度では侵入強盗が147件・侵入窃盗が6925件発生しています(認知件数)。決して少ない数とは言えず、いずれも最悪の場合犯人と鉢合わせてしまい危害を加えられる恐れもある危険な事件ですので、ニュースを他人事と思わないようにし自ら自衛する意志を強く持つことが必要です。
侵入窃盗・侵入強盗から我が家を守るためには、まずはどんなことに注意を向ければ良いでしょうか。基本的な防犯対策から見落としがちな場所までしっかりアドバイスをしていきますので、気になる所は早めに対処していきましょう。

一人暮らしの防犯対策
強盗の場合、宅配業者や訪問販売を装って押し入ってくる可能性があります。来訪者が来た場合は必ずインターホンのカメラ・ドアスコープで相手を確認してから応対するようにしましょう。応対する際は一度ドアチェーンをかけた状態で出ます。宅配物は玄関前に置いてもらう、また設備業者が来た時は事前に大家さんや管理会社から連絡がない場合対応しないようにしましょう。
一人暮らしをされている方は、エントランスやエレベーター・玄関を開ける際には周りに不審人物がいないかチェックしてから開閉しましょう。家に入る際には「ただいま」と声を出して入り、鍵は素早くかけるようにしましょう。

玄関周りの防犯対策
賃貸に入居する際や、ご自宅の玄関の鍵をご確認ください。鍵の表面がデコボコしたくぼみのある形状の鍵であれば、ディンプルキーと言い一定の防犯性がある鍵となります。一方、鍵がギザギザに削られたタイプの鍵をディスクシリンダーと言い、防犯性の高いもの・低いものと分かれる鍵があります。特に古い鍵の場合ピッキングにも弱くなりますので、ギザギザが片側しかない場合やメーカーで廃盤になっているシリンダーの場合は、鍵交換することが大事です。